生物資源循環型の持続可能な社会づくりを協力にサポート

緑産株式会社は、1969年の創立以来、「生物資源の循環利用による環境社会づくり」を企業理念に掲げ、
「食」と「環境」そして「新しいエネルギー」を支える産業機械とその利用ノウハウの普及を行っております。
私たちは事業活動を通じて、SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の達成に向けて貢献していきます。


環境保全型の農業・酪農畜産経営をサポート
緑産は、家畜ふん尿を有益な生物資源として循環利用するための機械とノウハウを提供し、環境保全と収益性向上をサポートしています。
家畜ふん尿を適切に処理・発酵させることで、高品質な有機肥料(液肥・堆肥)として活用でき、化学肥料の使用削減や豊かな土壌づくり、地下水の保全にも貢献します。
緑産では、世界トップクラスのスラリーミキサー、ポンプ、
セパレーター(固液分離機)、散布・運搬用のスラリータンカー、
コンポストターナーなど、家畜ふん尿の有効利用を促進する各種機械を提供しています。
これらの機械化によって、効率的な運用や経営コストの削減が可能となり、生産者と安定した食料生産を支援しています。
さらに、近年ではバイオガス発電施設への機械納入が進み、温室効果ガスの排出を抑えた堆肥や再生敷料の製造にも関心が高まっています。
特に、弊社の乳牛向け再生敷料製造装置は、持続可能な酪農経営の一助として注目を集めています。
この他にも、持続可能な農業の実現に向けて、乳牛の健康と生産能力を高めるTMRミキサー、 天候に左右されず安定した収量を確保できる高性能かんがい機械、重作業を快適に行える最先端の高性能トラクターなど、 多彩な機械とその活用方法の普及に努めています。

廃棄物を有用な資源に
緑産は、廃棄物の再資源化と適正処理に役立つ高性能な破砕機・選別機を提供しています。
一般家庭から出る生ゴミ、食品工場から出る食品残渣、野菜くず、都市からでる刈草・剪定枝などをコンポストに転化する機械や
一般廃棄物・産業廃棄物・建設系廃棄物のリサイクルやエネルギー利用のための中間処理機械を取り扱っています。
いずれも高い処理能力による低燃費・低ランニングコストを実現。
私たちが生活する上でかならず生じる廃棄物、これらの資源循環のサポートも行っております。


木質バイオマスによる森林保全と脱炭素社会へ
国土の67%を山林が占める我が国において、木質バイオマスは豊富に賦存する有用なエネルギー源です。
この利用拡大は、化石燃料からの転換による脱炭素化、森林産業の活性化による山林の更新や地域活性化への波及効果が期待されています。
木質バイオマスの原料には、間伐材や林地残材、製材端材、樹皮、のこ屑、住宅の解体材、街路樹の剪定枝など、これまで十分に活用されてこなかった木材が含まれます。これらの有効利用により、廃棄物の削減と資源の循環が促進されます。
緑産では、FIT制度が施行される前の2000年初頭から木質バイオマスの時代の到来を見据え、燃料チップ製造機の取り扱いを開始しました。
弊社の破砕機は、生産効率の最大化を図りながら燃費性能に優れ、製造時の化石燃料使用も低減します。
現在では、全国各地のバイオマス発電所やチップ生産事業体において、弊社の破砕機や選別機が広く導入され活躍しています。
また、発電に限らず、木質バイオマスの効率利用としてバイオマスボイラーによる熱利用の普及と拡大にも注力しています。
庁舎、学校、病院、プール、温浴施設、事務所、農業用ハウスなどにおいて、化石燃料ボイラーからの更新が進んでおり、脱炭素化と森林資源エネルギーの地産地消を通じて、地域経済の好循環に貢献しています。
さらに、山と海は川でつながっており、健全な森林を維持は海の生物多様性を守るうえでも非常に重要です。
木質バイオマスによる森林産業の活性化は、山の保全に大きく寄与し、ひいては気候変動対策や陸と海の豊かさを守り、未来へつなぐ力となります。
緑産は、国産木質バイオマスの普及に向けて全力で取り組んでおります。

効率化と安全性向上で農林業と担い手を支援します。
緑産の機械製品は、高い生産能力と世界トップクラスの品質を誇ります。
高度な機械化により、作業の効率化・省力化を実現し、低ランニングコストで高い収益性を提供します。
また、農業や林業といった重作業のスマート化と安全性の向上は、次世代の担い手につくなげる重要な要素です。
緑産は、環境保全と経済性の両立を追求し、持続可能な産業の発展を支援します。

東南アジアへ先進機械の普及活動
タイ、ベトナムなど東南アジア諸国に向けて、機械製品の輸出とその利用技術の普及活動も行っています。
先進農業および環境保全型の酪農の発展、生ゴミから堆肥をつくるなど廃棄物適正処理に役立つ各種機械を提供しています。